ストレートに気持ちを伝えるのが苦手だとおっしゃる新郎様。手紙を読むよりも伝わりやすいと考え、 ご依頼いただきました。日ごろどれだけ新婦様に支えられてきたか、感謝を込めたパラパラメモリーは、 新婦様にどう伝わったのか、またお二人にとってどのようなものになったのか、お聞きしました。
ストレートに気持ちを伝えるのが苦手なので…
──ご依頼のきっかけは?
新郎様 披露宴でのサプライズについていろいろ調べていて、感動スタジオさんのYouTubeもいろいろ見ました。動画を見て、これなら感動してもらえるし、ゲストの方のすごいなってリアクションもあっていいなと思いました。
──感動スタジオの過去の作品を見られていかがでしたか?
新郎様 どの作品も感動してウルウルして、ぜひお願いしたいなと思いました。
──ご依頼の決め手は?
新郎様 僕自身ストレートに気持ちを伝えるのが苦手なので、手紙を読むよりも伝わりやすいかなと思って。
新婦様 全然そういう風に思っていたってことを知らなかったです。ちゃんと思ってくれていたんだって伝わりました。
ストーリープランナー こっぱずかしいですよね、改めて気持ちを伝えるのは。でも、女性はそれを待ってるものですから(笑)
──動画のテーマはどのように決められましたか?
ストーリープランナー 新郎様は最初からほぼ伝えたいことが決まっていらっしゃいました。 新郎様は新婦様に日頃支えられていたお気持ちがすごくあったので、その支えてもらったことに対する感謝を伝えたいという思いですね。
──最初からこういうのを伝えたいなというのは決まっていたんですね。
新郎様 はい、そうですね。ざっくりとしたストーリーのイメージはありました。
──それをストーリープランナーの方でこういう風にしていきましょうと組み立てていくのですか?
ストーリープランナー そうですね。新郎様が支えられていたという動画や画像がどういう時に送られてくるのか、それを見て新郎様はどういう気持ちになりますか?と掘り下げていきました。 新郎様から見た新婦様の笑顔のイメージを聞いたら、お日様みたいで気持ちが温かくなるとおっしゃっていたので、新婦様の周りにお日様が出てくるような演出にしました。
それだけ支えになっていたんだ、私
新婦様 お日様に関しては、そういう風に思っていたんだなってことはなんとなく気づきましたけど、「それだけ支えになっていたんだ、私」って動画を見て初めて知りました。
──動画をつくる時に工夫したこと・難しかったことは?
新郎様 学校が違ったので新婦の昔の写真を集めるのが大変でした。 Facebookの友達を経由してこの人かなって人に「高校時代の写真があったら送ってください」とメッセージしたりとか。
より新郎新婦様の色が出せたら
──ストーリープランナーの方で苦労したところや工夫したところはありますか?
ストーリープランナー より新郎新婦様の色が出せたらと思い、新婦様が新郎様に送っていた動画に関しては日頃やり取りしてる風に見せるのが良いと感じ、撮影時に冒頭のスマートフォンを見ているシーンをご提案しました。
新郎様 僕が忙しかった時期に、本当に毎日のように動画を送ってくれていました。
ストーリープランナー それがすごく新郎様の支えになったみたいで、帰りが遅くなっちゃってるし、どうしようと思っていたそうですが、新婦様から毎日のように送られてくる動画が楽しみになってきていたそうです。「今日は来ないのかな?」って(笑) 冒頭シーン撮影時に急遽、新郎様に「その動画を見てもらっていいですか?」と言って、あのオープニングの自然な笑顔が撮れました!だからあの笑顔は演出ではないんです。
──サプライズ動画のご感想は?
新婦様 彼は本当に自分の気持ちを全くと言っていいほど言わなくて。 聞いても言わなくて、唯一「何対何でどっち?」と聞くと答えてくれて、こっちも数字で把握するみたいな(笑) それが今回の動画でそこまで思ってくれていたというのが初めてわかりました。 再会したきっかけのところも、私は結構自分の中では深く、それこそアイコン変えたタイミングだなというのがあったんですけど、彼の中でもそこまで印象的なエピソードとして残っているってことが、同じ気持ちだったんだなってわかってすごく良かったです。
ストーリープランナー 逆に新郎さんが全然言ってないっていうのが不思議なくらいお話をされてました。 ちょっと恥ずかしそうにではありましたが、「こういうところに感謝していて、こういうところが好きで」っていう風にポンポンポンと仰っていたので、そういう気持ちは常にあるんだろうなって感じていました。
新婦様 それが普段は一切言わない(笑)
新郎様 直接だと恥ずかしいです。
新婦様 動画を見た時に、普段言わないけど、それだけ思ってくれてたのが分かってすごい心があったかいなって思いました。
「何してんすか!?」って後輩に言われました(笑)
──会場の反応ってどうでしたか?
新郎様 「お〜!」「すげ〜」みたいな感じでした。「何してんすか!?」って後輩に言われました(笑)
新婦様 終わった後に、これだけのことをやられちゃうと、次自分たちが式をあげるのにハードルが上がっちゃうって言われました。
新郎様 マネしていいですか?っていう人もいました。
ストーリープランナー 上映確認として会場にDVDを送って連絡のやり取りをするのですが、式場担当の方から「プランナー全員で見ました〜、すごい良かったです!」という感想をもらえてすごい嬉しかったです。
──式から2週間くらいたって、改めて今残っているメッセージって何ですか?
新婦様 彼がこんなに思ってくれているんだ、というのが一番印象に残っています。 心の中では思ってくれてるといいなって思っていましたが、思っているかどうかは本人にしかわからないし、それをこっちから確かめる方法もないし、それを形に残るものにして届けてくれたのが嬉しかったなって思います。
──「これなら感動してもらえる」とインタビューの冒頭でも仰っていましたが、依頼した当初、想定していたことを思い返してみていかがですか?
新郎様 最初YouTubeで動画を見ていた時に良いなと思ったんですけど、いざ自分の番となるとちゃんといい作品になるのかなという不安がありました。 僕はしゃべるのが苦手というか、気持ちを伝えきれないことがあるので、ストーリープランナーさんに上手く伝えられるのかなと思っていたんですけど、ストーリープランナーさんが上手く引き出してくれて、いざやってみるといい作品が作れて、伝わって良かったなって思います。
新婦様 これから先もケンカした時とかに見ようと思いました。 そういう時に形で残ったものを見て、自分の心を落ち着かせようって。 「こういう風に思ってくれているから口では言わないけど、許してあげよう」って(笑)
ストーリープランナー 作品は見返せば見返すほど、価値は上がっていくものだと思っております。 結婚式だけじゃなく、その後に。例えば、お子様が生まれた時とかにも見て欲しいです。 お二人にとってはこれから先予想もつかない程大変なこともあると思いますが、その際に新郎様はサプライズをしようと思った時の気持ちを。新婦様はサプライズをされたときの気持ちを。思い出すキッカケになれば良いなと思っています。
新婦様 帰ってからすぐに家で上映会したんです。節目節目で一緒にみたいなと思います。